沖ノ鳥島事件〈2002.11〉
JTWCの解析では存在している800hpa台の台風が、1992年以降気象庁の解析では出現していない。このことについて、当スレではかねてより「気象庁の解析値は実際よりも弱くなっているのではないか?」という疑問の声が上がっていた。しかし、航空機による観測が行われていない以上、この疑問は確かめようがなかった。
2002年11月、マリアナ南方で発生した25号はフィリピンの東を西進、その後晩秋の台風らしく北に進路をとった。気象庁の発表では中心気圧960hPa最大風速は40m/sであった。
スレの住人たちは情報を集めるべく海洋科学技術センターのサイトにアクセス、25号が接近した沖ノ鳥島の観測データに注目した。沖ノ鳥島における観測値は驚くべきもので、最低気圧は931.54hPa、最大瞬間風速は実に69.62m/sを記録したのである。にもかかわらず気象庁の発表する25号の
最大勢力に変化は生じなかった。
この間、気象庁が発表し続けた25号の最大勢力は960hpa,40m/sである。沖ノ鳥島の観測データとの開きは最大約−29hpa、気象庁のドボラック法による解析値が実際よりもカナーリ弱く出ているのは誰の目にも明らかである。これを機にドボラック法による解析のあり方にも問題提起が集中した。