グアム事件〈2002.12〉
気象庁の解析値に疑問の声が高まる中、12月になってマリアナ南東方で26号が発生した。
西進する26号を見ながら冗談ぽく「またマリアナ諸島の観測点で同じことが起こるのではないか?」などの書き込みもあったが、「沖ノ鳥島のデータの精度も不明だから…」という、気象庁を信用していたい心境が表れた書き込みも、この時点では存在していた。
「地上観測点の実測データが欲しい」というスレ住人の期待を背負った26号は予報の西寄りに進み、気象庁が示度950hPa・最大風速40m/sと解析する中,グアム島に接近した。
26号の中心はグアム島のすぐ東側を通過した。いわゆる可航半円である。また暴風雨による停電か故障のため最接近時の観測データは得られなかったのだが、中心が最接近する前に、グアム島の気圧は940hPaを示していた。観測された最大風速は66.7m/s。また、通信が回復するに従って台風通過中あるいは通過後の映像がもたらされてみると、到底最大風速が40m/sなどではなかったことが明白となった。非公式ながら瞬間最大風速が117m/sに達したとの報道もなされている。
グアム島通過後、幾分発達したとする発表値になったが、それも実感とはかけ離れた数値に過ぎなかった。雲の形がかなり崩れてからの発表値が945hPaだったが、マリアナ南部でそれより少しだけしか発達していなかったことになってしまうではないか。
25・26号ともに気象庁のドボラック法による解析値はあまりにも低いものだった。現在の解析法が急激な猛発達には対応がなされない事実を実証したこの2つの台風を、当スレでは"事件"として残し後々検証を続けて行きたいと思っている。